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  • 執筆者の写真sa10oyakai-sapporo

「一喜七憂」の喜び

3人の息子が高校生以上になって、いよいよ里親として子育てに携わる時期が来たと 夫婦で里親研修に参加。登録をさせて頂き、待ちに待った里子は生後9か月の男児。 実親が育てられない事情や環境が、その子の生育に表れている。それから2年余、

実子も「兄ちゃん」として加わっての子育てが展開する日々だ。里母は、渾身の力を

振り絞って里子と対面し、里父である夫に叫ぶ。「普通のお父さんになれ!」

「里子に仕事中毒の親父はいらない!」里父は、子育てと仕事の両立に日夜取り組み、

息子たちには、学業と部活の両立に「里弟」の世話が追加された。家族は里子を中心に、

新しい経験をしたり振り回されたりだ。里親は「里子の成長に一喜一憂しつつ」と

言いたいが、課題は次々と現れて、実際は「一喜七憂」かとも感じられる。 しかし、それだけに喜びは深い。こうして里親も、里子と共に大きくされていくのだろう。





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